はじめに
ライブハウスに行くと受付で必ず徴収されるドリンク料金。
ライブハウスに行き慣れてる人だと、何も考えずに流れで支払ってると思うんですけど、初めて行ったときって、この仕組みに疑問抱きませんでしたか??
だって、ドリンクを飲む飲まない関係なく強制的に取られるんですよ!冷静に考えると意味不明ですよね。
しかも、値段は500円と600円くらいするんです。たかがドリンク1杯に!はっきり言ってぼったくりですよ!
まぁ、ドリンク料金をライブハウスへの入場料として捉えれば仕方ないっちゃ仕方ないのかもしれないけど。
でも、それなら何故初めからチケット料金に含まれていないのだろうか。そっちの方が受付でごちゃごちゃやってるより入場がスムーズになるはずなのに。
まぁ、こんな感じに私の中でライブハウスでの「ドリンク料」について疑問が膨れ上がってきたので、その理由について徹底的に調べてみました。
そしたら、このドリンク料金にはライブハウスを運営していく上では仕方のない事情があるという事が分かったので、
今回はそれを、皆さんにも知ってもらいたく記事にしました!
ライブハウスは飲食店である!?
まず、ライブハウスがドリンク料金を徴収する大きな理由は、ライブハウスが「飲食店」であるということです。
どういうことかと言うと、ライブハウス経営していく上では、事業者は「飲食営業許可」もしくは「興行場の許可」、いずれかの営業許可を取得しなければいけません。
そこで、この2つを営業許可の取得難易度を比較した場合、「飲食営業許可」のほうが簡単らしく、ほとんどの小規模のライブハウスは「飲食店」として届出をするそうです。
そして、飲食店として届出をした以上は、ライブハウスはお客様に飲食物を提供して、その対価としてお金を得る必要があります。
もし、飲食物を提供し対価を得なければ、そのライブハウスは飲食店としての届出ができなくなってしまうんです。
なので、ライブハウスを運営する上ではドリンク料金を徴収するのは致し方ないことんなんです。
お客様もドリンクを飲まないからと言って、ドリンク料金を拒否することもできません。
500円である理由
次にドリンク料金が500円である理由についてです。
まぁ、ドリンク料金を徴収するのは経営上しかない事で、それは納得したけど、料金が500円である理由は何なのでしょうか?もっと安くてもいいんじゃないの?って思いますよね。
でも、これにもちゃんとした理由がありまして、それが「入場時の時間短縮」と「売上の確保」です。
時間短縮
ドリンク料金が500円だと受付の際、お金の受け取りやお釣りを渡すのが楽になります。
お客様が500円を持っていなくて、千円札の支払いになった場合でもお釣りは500円玉1枚で済みます。
仮にこれが300円などの中途半端な金額だと、お釣りを渡す際の小銭が増え、受け付けに時間がかかるし、さらに現金差ミスの原因にもなってしまいます。
なので、長蛇の列ができるライブハウスにおいてはこういったことが大きな時間短縮に繋がるんです。
売上の確保
続いて売上の確保の関してです。ライブハウスを維持するのには莫大なお金がかかります。
例えば、テナント料や賃料、内装費、機材の修繕や維持費、専門スッタフの人件費などなど。
また、ライブハウスはライブが予定されていても台風などの影響で中止になってしまうことがあり、そうなるとその日の収益が全く無くなってしまうんです。
なので、ドリンク料金はこのような事態の時の補賃になったり、ライブハウスを維持する上での大きな収入源になっています。
なぜチケット代と別なのか!?
ドリンク代は全てライブハウスの収益になります。
これをチケット代に含めてしまうと、アーティスト側とライブハウス側で採算がややこしくなってしまいます。
なので、基本的にチケット代とドリンク料金は別々に支払うことになっているそうです。
まとめ
いかがでしたか?
以上がライブハウスがドリンク料金を徴収する理由でした。
今までずっと高すぎると思っていたドリンク料ですが、こういった事情を踏まえれば、仕方のないことですね。
ドリンク料金はもうライブハウスの生命線になっているわけです。
なのでバンドが大好きな皆さんは、ライブハウス運営のため、アーティストのため、心地よく支払いましょう!
最後まで読んで頂きありがとうございました!