・はじめに
音楽を評価するときに、度々耳にする「初期衝動」という言葉。
私自身、いまいちこの言葉の正体が何なのか分かってないんだけど、おそらく、「疾走感」や「勢い」、「若さ」みたいなものだと勝手に理解している。
もう少し具体的に言うなら、
マイクを握って何かを吐き出さずにはいられない。演奏技術は抜きに、とにかくギターをかき鳴らしたい。そんな内から溢れ出てくる激情こそが初期衝動だと思ってる。
そして、私はその「初期衝動」こそが本来在るべきバンドの姿だとも思ってて、それらが感じられるバンドが大好きなんです!
・初期衝動の塊!?
で。
今回、私が皆さん紹介したいバンドはそんな「初期衝動」の塊のような音楽をやっている「時速36km」というバンド。
実は私も最近知ったバンドなんだけど、一瞬にして心を鷲掴みにされたので、是非とも彼らのカッコ良さを皆さんにも共感してもらいたい。
時速36kmは東京・江古田発の4人組ロックバンドなんだけど、まず、このバンド、名前のインパクトがめちゃめちゃ強いのよ。
バンド名の由来がどこからきてるのかは知らないんだけど、時速36kmって陸上のウサイン・ボルトが本気で走ったときのスピードとほぼ同じくらいなの。
だから、彼らもボルトと同じくらいの勢いで、今の音楽シーンを駆け上がってやろう!みたいなニュアンスで決めたのかもしれない。
いや、絶対に違うか…笑
まぁ、そんなことは置いといて。とりあえず始めに彼らの楽曲を1度聴いてみてほしい!
・七月七日通り
この「7月7日通り」って曲は、私が知るきっかけになった曲なんだけど、もう最初の出だしを聴いただけで心を掴まれた。そして、曲が進むにつれてどんどん彼らの世界観に惹き込まれていくの。
しかも、この曲の疾走感が本当に凄くて、もはや時速36kmどころじゃないの。フルスロットル並の勢いを感じるわけよ。
マジで、騙されたと思って1度聴いてみてほしい。そして、彼らから溢れ出る「初期衝動」とやらを感じてほしい!
なんか、さっきから私「初期衝動」の事ばかり言ってるけど、正直言って初期衝動が感じられるバンドって探せば腐るほどいるじゃないですか。
だけど、彼らから溢れ出る感情や、奏でるサウンドって唯一無二だと思うわけよ。
曲の儚さだったり、切り詰めた現実を歌った歌詞。哀愁を感じさせながらも、ときには爽快さも感じさせてくれる。そして、叫びにも近いボーカルの魂の込もった歌声が心地良く聴こえるのだ。
で。
そんな時速36kmはライブでさらにその魅力を発揮するんだ。
まぁ、実際に生で彼らのライブを見たことはないんだけど、画面越しに見る映像からも彼らの凄まじい熱量が伝わってくるの!
・夢を見ている
この動画だけ見れば彼らの楽曲ってパンクに思えるんだけど、曲によってはオルタナっぽさもあったり、中には根底にフォークを感じさせてくれる楽曲もあったりするの。
私自身、音楽ジャンルにそこまで詳しくないから、実際に彼らの楽曲がどのジャンルに当て嵌るのか分からないんだけど、とにかく魅力的な楽曲であることには間違いない。
で、これだけ魅力的な音を鳴らしている彼らは、今後確実に頭角を現すバンドだと思うのよ。
まだ知名度は高くないので、もし、この記事で少しでも時速36kmに興味を持ってもらえなら、是非他の曲も聴いてみてほしい。
そして、時速36kmのこれからの躍進にも期待しましょう!
最後まで読んで頂きありがとうございました!